おすすめ記事
管理人/サイトについて
Androidスマホアプリ開発の基礎入門知識を紹介します!開発環境の構築、用語の説明など、わかりやすく解説しています。 お問い合わせ: ccdevnavi@outlook.jp
@ccdevelop_naviさんのツイートEclipseでプロジェクトを新規作成すると、いくつものファイルやフォルダが自動的に作られます。
これらはEclipseのパッケージエクスプローラーに表示されていますから、その中から「AndroidManifest.xml」というファイルを探して開いてみてください。eclipseはXMLのデータを表示するいくつかのタブと、XMLそのものを表示するタブを作りますから、一番右の「AndroidManifest.xml」を選びます。すると、「<>」記号で情報が囲まれたテキストが表示されます。
XMLはこのようにHTMLに似た形式でデータを記述するもので、androidのアプリを作る際には、いろいろな場面で触れることになります。
詳しい文法はここでは省きますが、「<タグ名> (子要素) タグ名>」という形で階層化できるということと、「<タグ名 データ>」という書き方ができる、ということを覚えておいてください。
このマニフェストファイルには、そのアプリの基本的な設定が記述されています。たとえばアプリの名前やアイコンの画像、テーマ、対象OSバージョン、必要とする権限などです。新規作成したプロジェクトには権限などの細かい設定がありませんから、マニフェストファイルもシンプルです。
その中から、重要な部分を順に見ていきましょう。
まずは「uses-sdk」という項目を見てください。ここでは、動作に最低限必要となるOSのバージョン「minSdkVersion」と、このアプリが想定しているOSのバージョン「targetSdkVersion」の二つが指定されています。(このバージョンは一般的な「android2.3、4.4、5.0」などに対する通し番号です)
その次の「application」という項目の冒頭には、アプリの名前やアイコンのファイル名などが(他のファイルを参照する形で)指定されています。この下に書かれている「activity」項目では、アプリの動作に関することが指定されています。
Activityとは、ひとまずWindowsアプリにおけるフォームやダイアログのようなものだと考えてください。つまり、ボタンやエディットボックス、リストなどを配置したウィンドウです。(もちろん、実際には多くの違いがあります)
「activity」項目の冒頭には、そのActivityを定義するためのソースファイルの名前が書かれています。たとえば、「com.example.TestApp.MainActivity」なら、パッケージエクスプローラーのsrcフォルダ以下に「MainActivity.java」というjavaで書かれたソースファイルがあるはずです。このActivityはこのファイルの内容にしたがって生成され、動作することになります。この「activity」項目の子項目である「intent-filter」では、「インテント」に関する設定が行えます。
インテントは複数のActivityやアプリ間の連係などにも使われますが、ここでは最初の「android.intent.action.MAIN」で「このアプリのメインとなるActivity」ということを指定し、二番目の「android.intent.category.LAUNCHER」で、「アプリ一覧」にこのActivityの登録を行っています。これにより、「アプリ一覧」からこのアプリのアイコンをタップすれば、メイン画面であるこのActivityが表示されることになります。
このアプリには一つしかActivityが無いため、「activity」項目も一つだけですが、複数ある場合はこの項目の数も増えます。